Avidemux使い方、簡単に無劣化映像切り出しなど
TODO 解説画像とかを入れる
Avidemuxについて
Avidemuxは動画ファイルを色々処理出来るソフトで、特に無劣化で簡単に映像の切り出しやMuxや音声の抽出や差し替えなどをするのに便利
日本語で解説してるページ
https://www.gigafree.net/media/me/avidemux.html
ダウンロードとインストール方法
公式ダウンロードページ
https://avidemux.sourceforge.net/download.html
Dowloadページから下にスクロールしてWindowsのFossHubクリックしていって
64-bit Windows Installerをダウンロードして、インストール
Avidemuxで簡単に無劣化映像切り出し
要件
動画ファイルは一部の要件(切り出し始めのフレームがキーフレーム)を満たす区間であれば、無劣化(再エンコード無しで高速)で切り出しが出来る
大抵の動画は良い感じ(ちょうどシーンが変わるフレーム)にキーフレームが置かれてる事が多いので良い感じに切り出し可能な場合が多い
無劣化切り出しする設定
Video OutputとAudio OutputをCopyにする(これが再エンコード無し=無劣化って設定になる)で
Output Formatをmuxしたい動画ファイル形式(特に分からなければ、元の動画ファイルと同じ拡張子のMuxer)にして
A(始点)とB(終点)で区間設定した状態で、保存(Save)をすれば無劣化で指定区間だけ切り出せる
切り出し始めの地点(始点)はFrame typeがI-FRMになってる(キーフレーム)の位置である必要があるが
そういう設定じゃない状態で出力した時でも自動的に始点の直前のキーフレームから切り出された動画ファイルが出力されるっぽい
Avidemux起動から無劣化映像切り出しの手順
Avidemuxに動画ファイルをD&Dとかで読み込ませて
早戻し早送りみたいなボタンでキーフレーム間のシーク出来るので、それで切り出し始めたいフレームに移動して
早送りみたいなボタンの右にある「A」って書いてるボタンで始点設定、同様に「B」って書いてるボタンで終点設定(正確にはBは現在表示してるフレームの一つ前を終点にする)
そして、画面上部のメニューからFile->Saveで名前を付けて保存ダイアログが開くので、それで名前を付けて保存すると、指定した区間だけを切り出した動画が出力される
その他のAvidemux使い方
音声を差し替える
画面上部のメニューからAudio->Select Trackで開いたウィンドウ
Track 0 fromナントカカントカ書いてる所押して、…Add audio track選んで、ファイル選択ダイアログが出るので差し替えたい音声を選択する
でcopyになってる所をAAC (lav)を選んでOK、これで保存(出力)すると音声差し替えれる(AAC (lav))
Video OutputはCopyにしておけば映像の再エンコード無しで出力出来る
音質調節したい場合は、Audio Outputの下のConfigureで調節出来る
また、差し替えたい新しい音声が元々.aacとかなら再エンコード無しのcopyでも差し替えれるはず
音声のみを抽出する
画面上部のメニューからAudio->Save audioで抽出出来る
大抵の動画ファイルの音声はaacなのでaacが抽出される事が多い、opusも結構多いかも
Muxし直す
動画ファイルを開いて、Video OutputとAudio OutputをCopyにして
Output Formatを出力したい拡張子のMuxerにして保存でMuxし直せる(無劣化)
動画の長さが実際と違う表示になってるとか動画ファイルがバグってる時、Muxし直すと直る事がある
Muxって何?
multiplexerの略
動画ファイルの中身には映像データと音声データと動画の情報(長さとか)のメタデータとか色々なデータがそれぞれ入ってる
エンコードなどは実際には映像データと音声データをそれぞれエンコードしていて、最後にMuxして一つの動画ファイルにしている
映像データと音声データを一つの動画ファイルにするという事がMuxに該当する
映像データと音声データを一つの動画ファイルにするツールとかをMuxerって言う
Muxする際に動画の情報(長さとか)のメタデータを映像データと音声データを元に新たに書く事になるので、動画の長さが実際と違う表示になってるとかはメタデータと実際の映像データとかとの矛盾が原因だったりするので、Muxし直す事で直る事がある